あなたは安心だと思って銀行にお金を預けていますか？
銀行に貯金しておけば安心よね。
金利はほとんどつかないけど、減ることはないからね。
なんて思ってはいませんか？
じつはそのお金、目に見えてはわかりませんが、どんどん減っています。
え？なんで？銀行に預けているのに減るわけないじゃない！
そうです。預金残高が減ることはありません。
ではなぜ減るのか。
【日本円の価値】あなたは気にしていますか？【円安】
あまりピンと来ない方も、最近の値上げラッシュは身にしみているのではないでしょうか？
普段使っている調味料、パンやパスタの小麦製品、缶詰にハムやソーセージ、カップ麺や、冷食にお菓子、ジュースにお酒も値上げしています。
外食産業も次々に値上げ。日用品に光熱費。生活に直結するものがどんどん値上げしています。
他にも一部の鉄道料金や高速料金なども値上げしています。
ガソリンの値上げもぼくたちの生活に大きダなメージを与えてきました。
郵貯は小銭の預け入れに手数料がかかるようになりました。
最近発表のあったiPhooneですが、5,000円から40,000円も値上げするとのことです。
ぼく個人としては、メルカリの配送料が上がったのは利用者として痛手でした。
まぁこれは、それほど気にしなくて良いレベルですけどね。
このように生活に欠かせないものがことごとく値上げしていて、あなたのお財布を直撃してませんか？
物価が上がっているということは、間接的に円の価値が減っているのです。
なぜ日本円の価値が下がっているのか？
この記事を読むとその理由がわかります！
なぜ物価が上がっているのか？
ロシアによるウクライナ侵攻も大きく影響し、世界的に原料価格が高騰しています。
日本においてはそれに加えて円安が重くのしかかっています。
一年前、２０２１年の７月のドル円（１ドルに対する円の価格）相場は１０８円から１１１円程度でした。しかし２０２２年７月１１日現在１３７円に達しました。
この一年でドルの価値が24％も上がっています。
と言うことは逆に言うと、円の価値はドルに対して24％も下がっているということです。
アメリカのドルだけに関わらす、ポンドもユーロもオーストラリアドルも中国元も韓国ウォンも世界的にみんな上がっています。
これは、世界の通貨価値が上がっているわけでは無く、日本円だけが価値を下げているのです。
日本円だけが、世界から売られている状態です。
「なぜ日本円の価値だけ下がるの？」
日本円の価値が下がった三つの理由
- 日本の人口減少によるGDPの低下
- 増税
- 指し値オペ
日本の人口減少によるGDPの低下
GDPとは、国内総生産のことで、国内でどれだけの儲けがでているか。国内総生産は国民一人あたりのGDP×総人口になります。少子化で人口が減ればGDPも減ります。とくに生産性のある若い世代が減っています。たくさん働いてたくさん消費してくれるはずの若い世代が減っていて、生産性に期待がもたれていない日本の価値が下がっています。
増税による消費の低下
税金を上げるということは国民の購入意欲を低下させます。
そうなれば当然景気も悪くなり、経済も悪化するので、先行き不安な日本の円は売られやすくなります。
指値オペ
「指し値オペ」とは、日銀があらかじめ決まった価格で、金融機関から国債を無制限に買い入れるオペレーション（市場操作）の事です。
長期金利が上昇すると、長期借入の金利が上がります。 借入の金利が上がると、企業は借金をすることを控えるため、設備投資などをしなくなる。家の購入などは長期金利を利用するため、購入を見送るなどして、お金の循環が悪くなります。 そうならないようにするために政府は国債を無制限に買い入れ金利を抑え込んでいます。
国債と金利は「国債が売られると金利が上がり」、「国債が買われると金利が下がる」という関係にあります。
国債が無制限に購入されると円がばらまかれている状態なので、円の価値が薄まります。
世界的に見れば金利の上がらない日本円より、金利の高いアメリカドルやほかの国の通貨を買う動きが強まりました。
この「指値オペ」、ここ最近急激に円の価値を急激に下げた原因になります。
これは難しい話になるので、このくらいにしておきます。
このように円の価値は下がっているので、銀行に預けているだけでは、資産が減っているも同然になります。
投資は「怖い」、「怪しい」と思っているあなた、実際あなたは、全財産を日本円に投資しているのです。
ではどうしたらよいか？
その対策として、資産を分散させましょう。
資産の分散とは？
資産を様々なものに投資して分散させる。
以下に紹介しているものが資産運用として、投資されているものです。
- 外貨（アメリカドルやユーロ）
- 株式（日本株式・外国株式）
- ETFやインデックスファンド（日本・海外）
- 投資信託（オールカントリー・業種別）
- 暗号資産（ビットコイン・イーサリアム）
- NFT（メタバースのアイテムや土地など）
- 金・銀
- 債権（国内債券・海外債券）
- 不動産
最初は何に投資をしたらよいかよくわからないと思います。
投資の基本は「よくわからないものには手を出さない」です。
興味のあるものがあればちゃんと勉強してから投資をしましょう。
ぼくは、外貨（アメリカドル）、日本の個別株、アメリカの個別株、アメリカのETF、暗号資産、NFT（CNP）、投資信託（オールカントリー）に分散させています。
正直に言うと現在これらで儲かってはいません。しかし、いざという時のリスクヘッジとして所有しています。
リスクヘッジとは、起こるかもしれないリスク（危険）に対して、回避する備えを持つことです。
たとえば、日本円の価値がなくなり、日本株も暴落してしまった。しかし、暗号資産とアメリカドルが上がったとなれば、大きく損をすることはなくなります。
では、ここからいくつか資産について解説します。
金
一昔前はリスクヘッジとして持つなら「金」でしたが、そのおかげか、最近はかなり割高になっています。それでもいざという時のために持っておくと安心です。
金はあと50,000トンで採掘し終えると言われています。このままのペースで採掘が進めば、およそ10年～15年で採掘し終えるそうです。そうなれば一層価値は上がると思われます。
日本株
日本株に興味があるなら、自分が好きな企業の株を買うことをお勧めします。好きな企業のことならしっかりと調べるからです。
僕はトヨタ車が好きなことと、KDDIはIDOのころからのユーザーなので100株ずつ持っています。
過去何年か業績が良く、時価総額が高いというところも購入の条件に当てはまりました。
当然ほかにも見なくてはならないポイントがありますが、勉強するしかありません。
株に興味がある方は、まず証券口座作りましょう。
「国内株式、個人取引シェアNo.1」のSBI証券や楽天証券が使いやすいです。
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楽天証券はこちら
それと、LINE証券なら投資信託は1口100円、株式は1株数百円からの少額投資が可能です。
SBIや楽天だと100株からしか買えません。
例えば、トヨタ自動車の株を100株買おうと思うと20万円以上しますが、LINE証券なら2000円ちょっとから買えます。
いまなら、口座開設すると「簡単なクイズに答えて1,000円分の株式がタダでもらえるキャンペーン」をやってますよ。
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さらにPayPay証券なら取り扱い銘柄数は少ないですが、1000円から投資ができます。
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それぞれ、メリットデメリットがありますので、調べたうえで納得してからご利用ください。
暗号資産（仮想通貨）
それから、今後メタバース（仮想空間）は発展していくので、暗号資産は必要不可欠になります。まだメタバース社会は始まったばかりです。
現在メタバース上の基軸通貨は暗号資産であるイーサリアムです。日本円でもアメリカドルでも買えないものがほとんどです。ぼくがもっているCNPというNFTもイーサリアムでしか買えません。
また、ビットコインはデジタルゴールドと呼ばれています。発行枚数が決まっており、2100万枚しかありません。すでに1700万枚以上が採掘されているので残りは400万枚以下です。
現在エルサルバドルと中央アフリカでは国の法定通貨となっています。
今後このように法定通貨として利用する国は増えていくのではないでしょうか。
最近はビットコインは大きく値を下げましたので買いやすくなっています。
現在1ビット300万円ほどしますが、この金額に関係なく、コインチェックなら最低500円からビットコインが購入できます。
ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産を買うなら、「アプリダウンロード数No.1」のコインチェック（CoinCheck）がお勧めです。操作が簡単で見やすく直感で利用できます。
コインチェック（CoinCheck）の解説はこちらを参照してください。
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NFT
最近、ぼくはCNPというNFTを購入しました。
NFTとはブロックチェーン技術によって複製ができないデジタルデータです。
昨年はNFTバブルだったこともあり、一つのNFTに何億という価値がついたこともありました。
ですが、そのバブルも今は落ち着いていています。
数百円から買えるものもあり、ユーザー数も増え、NFT界隈は今も大変盛り上がっています。
盛り上がっているとはいえ、NFTを保有している日本人はまだ0.5%ほどだといいます。
ナイキやアディダス、ルイヴィトンにグッチなど、次々に世界的なブランドがNFTに参入してきていることを知っていますか？
メタバースもNFTもまだまだ始まったばかりですよ。
小額から始められますし、そのNFTのコミュニティに参加することで、面白さをより実感できます。
実際投資をするならどのくらいの資産でやればいいの？
まず大前提として、慣れるまでは少額からにしましょう。
ある程度貯金のある方は、2年は生活できるくらいは日本円は残したいところです。
そうでなければ総資産の2～3割ほど。5割以上の資産を投資に回してしまうと、資産が減った時に生活に支障が出ます。
ぼくは慣れないうちから資産の50％以上を、投資に回してしまうという失態を犯しました。
すると、
・チャート（株価などのグラフ）が気になって常にスマホから目が離せない。
・株価が落ちてくると、仕事が手につかない。
・夜中に目が覚めて冷や汗をかく。
・睡眠不足が続く。
・株価が上がってくると、下がるのが怖くてすぐに利確してしまう。
・その売った株がその後上がっていくともう一度買いなおす。そして暴落。
・下がると手放すことができず、塩漬けにしてしまう。
・ずっとマイナスになっている資産を見続けてストレスになる。
などなど、正常な状態ではなくなるし、正常な判断ができなくなりました。
マイナスになっても、「いずれ上がってくるでしょ」っていうくらいの気持ちで、持ち続けられる金額にしておきたいです。
投資する期間について
投資するなら最低１０年から２０年はみておきたいです。
すぐに儲けたいと思い一気に買い込むと、失敗することもあります。
積み立て投資と言って、毎月5万円なら5万円と決めて、少しずつ購入していくといいと思います。
積み立てNISAなら、月33,333円までを非課税で20年間投資できます。
年間最大40万円なので、20年で800万円を非課税で投資できます。
このような投資は、貯金の代わりだと思って、「買ったら最低でも10年は売らないぞ！」くらいの気持ちで気長に持ち続けられる金額で投資してください。
ぼくは、短期トレードから長期保有に切り替えてからは心の平安を取り戻しました。
【日本円の価値】あなたは気にしていますか？円の価値はどんどん下がっています（円安・物価高）まとめ
まずは投資することを怖がらないでください。
最初にも書きましたが、投資をしないということは日本円に全力投資ということです。
日本が破綻する。そんなことはあり得ないと思ったあなた。あり得ないことなどありえません。
何が起こるかなんて誰にもわらないのです。
小額からで大丈夫です。少しずつでいいので勉強しながら、興味のあるものから始めましょう。
最初の一歩さえ踏み出せれば、あなたは立派な投資家です。
円以外の資産も少し持つようにしましょう。
これはリスクヘッジと言って、資産を分散させることにより、リスクを小さくすることになります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
